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価値観について

  • 執筆者の写真: Hiroyuki Ohe
    Hiroyuki Ohe
  • 2020年5月7日
  • 読了時間: 1分

 活動理念において、「自らの国の歴史を偽っても繁栄を享受しようとは思わない。」と書き、いわゆる歴史認識については、断固たる態度をもって臨むべきであると記した。


 他方で、現代において我々の思想にかかわる問題は、歴史認識だけではない。例えば、少子化、男女平等という状況は、我が国に限ったことではなく、現代的な(共時的な)状況である。すなわち、我が国の歴史を偽ろうが、正しいものを認識しようが、これらの状況に対応していく必要があることは変わりがないのである。

 これらの話題については、ある程度はっきりした態度をもって臨む必要がある。他方、これらの話題について異なる価値観を持つ人間同士であっても国家のもとに団結しうるのではないかと思うところであるが、異なる価値観を持つ者同士で生産的に政策を検討できるか(論争的な活動を適切に行うことができるか)という点は大いに考えなければならない。


 我々の活動を考えるうえでは、歴史認識については、非妥協的に臨むべきであるが、価値観については寛容に臨む(ただし議論を生産的に行うには、自己がどのような価値観を有しているのは自覚しようとする努力と他人の価値観を理解し合う感受性が必要である)べきではないかというのが暫定的な結論である。

 
 
 

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