
悠樹 阿部
2021年8月22日読了時間: 4分
「保守」はなぜ力を持てないのか?
正論でも実現できないことがある。 それは、「保守」「右派」などと呼ばれ、社会と、世界と疎外されてきた私たちが、今年で76年目を迎える戦後政治において、骨身に染みて知らされてきたことである。 この悔しさと向き合いながら、それでも着実に私たちが住まう国を改良するためには、どうす...

正論でも実現できないことがある。 それは、「保守」「右派」などと呼ばれ、社会と、世界と疎外されてきた私たちが、今年で76年目を迎える戦後政治において、骨身に染みて知らされてきたことである。 この悔しさと向き合いながら、それでも着実に私たちが住まう国を改良するためには、どうす...
倉山満著「13歳からのくにまもり」を一読した。 本書は、日本という文化を「人殺しはいけない」と自然に分かるものと説明し、江戸から明治期にかけて先人の努力によって我が国が大国の地位に上り詰め、その後転落する近代史、戦後においてアメリカのいうことを聞かなければならない状態におい...
ウィリアムソン マーレー他編『戦略の形成』(上下巻、ちくま学芸文庫)を読了した。本書は、アテナイからイスラエルまでポイントごとに戦略がいかに形成され、またされなかったを概観するものであるが、明時代の中国大陸史こそ触れられるものの東アジアについてのセクションがない。...
綱領・政策を考えるときに、 ・絶対に譲れないテーマであるか ・政治判断として議論しうるテーマであるか は意識的しなければならない。 「これからの活動理念」で記したように、戦後日本は「絶対に譲れないテーマ」であるはずの国体や憲法、歴史認識を譲るということによって繁栄してき...
我が国において、4月7日に新型インフルエンザ等緊急事態宣言が発令され、10日間が経った。感染者の拡大は続き、国内の感染者は1万人を超えた。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200418/k10012394411000.html...
槇智雄初代防衛学校長(保安大学校長)の講演録をまとめた『防衛の務め 自衛隊の精神的拠点』という一冊がある。 槇智雄が防衛大学校の校長になったのは、上皇陛下に御進講をなされていた小泉信三慶応義塾大学塾長の勧めによるものである。小泉信三が、吉田茂首相に槇智雄を紹介し、吉田茂の依...
★本日から個々の課題にも言及していくことを考えている。 なぜならば、我々の言論は、 世の中に発せられ続けることによって言論たりえるからである。 よくある日本人を称える議論として 「日本人が、台湾の発展に貢献している」という論調がある。 例えば...
私たちは誰しもこの世界の中で大地の上に身を置いて生きていますが、これはすなわち生活者としての側面をもっているということです。肉体を否定して透明な精神として純粋に思索をすることを欲した哲学者たちでさえも、彼岸にのみ究極的な価値の源泉を見出した神学者たちでさえもそうでした。この...
「これからの活動理念」に基づく活動にあたって、当面考えていることを説明します。 第1 行動論について 1 私達自身が「良く」生きること まず、私達自身が、活動理念に沿って日々生きることが大切だと考えています。 私は【弁護士】として、日々日本国憲法に基づき制定された法律...
大江さんが投稿された「これからの活動理念」に寄せて、哲学をしている人間の観点から、一つの考察を投稿させていただきたいと思います。 日本国憲法が制定されて70年以上の年月が過ぎました。この長い時間の中で、この国のあり方について多種多様な議論がなされてきましたが、その中には愚論...
我が国は、連合国から「吾等ノ軍事力ノ最高度ノ使用ハ日本国軍隊ノ不可避且完全ナル壊滅ヲ意味スヘク又同様必然的ニ日本国本土ノ完全ナル破壊ヲ意味スヘシ」と脅され、やむなく降伏に至った。 しかし、戦後日本人は、大東亜戦争に至る我が国政府は「無分別ナル打算ニ依リ日本帝国ヲ滅亡ノ淵ニ陥...
お世話になっている渡瀬裕哉さんが最近書いた2冊の本 ・なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか ~アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図 ・メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本 (PHP新書) を読んだ。書評については私の読書メーターをご参照いただければと思...
元駐韓大使の武藤正敏氏の「文在寅という災厄」(悟空出版、2019)を読んだ。 タイトルこそインパクトのある内容になっているが、本書を読むと日韓の実務家の思いはこのタイトルに表しているとおりなのだろうと思う。 筆者は、文在寅政権について、民主主義の仮面をかぶった独裁政権である...
日本とはどのような国であるのか。 国家の統治を考えるのであれば、必ず避けては通れない問いであると私は考えている。 「国体」と検索すると、小林敏男氏の『「国体」はどのように語られてきたか―歴史学としての「国体」論』を目にする機会があり、本書を一読した。...
国の興亡史を読んで、いつも考えることがある。 「我が国はどうなのだろうか」 日本列島に、日本国はある。そして、日本人がいる。しかし、それは「日本」なのだろうか。 政教分離をうたわなければならないほど、政治と宗教が密接に絡み合ってきたことは歴史は語っている。...
小笠原 弘幸『オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史 』(中公新書、2018年)を読んだ。 九州大学の人文系の准教授を務められており、中堅のオスマン史の研究家である。 通史として構成されており、情報量が多い。各スルタンがそれぞれどのような業績を果たしてきたのか(また果たさなか...
ヒラリー・クリントン氏が出した「」を手に取って読んだ。原書は2017年9月の出版であり、和訳は昨年7月出版された。興味深かったのは、冒頭に係れている事項が「なぜ、自分は選挙に負けたのか」ではなく、「負けた自分の動静や周りの人たちの反応」に終始しているという点だ。...

少数の哲人は消極的自由が担保されれば、自ら積極的自由を獲得できる。大衆にとって消極的自由は「自由の刑」であり、上位の権威から積極的自由を与えられない限り心の平安を得ることができない。かくして、自らの共同体に安定した秩序を樹立しようとするお節介な知識人と、「積極的自由」を与え...

12月16日、市ヶ谷のグラウンドヒルホテル「白樺の間」において、リバタリアンの活動家、渡瀬裕哉氏が主催するJapan-US Innovation Summitが開催された。 渡瀬氏と彼の盟友であるグローバー・ノーキスト氏らは、10時から18時まで倦むことなく講演と討論を行わ...



