安倍政権の評価
- 悠樹 阿部

- 2020年3月31日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年8月8日
この記事は当初、「<リバタリアン>の人性論」の(註2)(註3)に該当するものとして書き始めた。しかし、安倍政権を評価するには紙幅を要するため、別途記事を設けた次第である。この記事よりも先に、「<リバタリアン>の人性論」を読んでいただきたい。
至誠而不動者未之有也 (『孟子』 離婁章句上) 私は「<リバタリアン>の人性論」において、私たちが性善説をとり、至誠をもって自他と向き合うべきであることを提唱した。
このことは安倍政権の評価ともかかわる問題である。 長州人である安倍首相は、「<リバタリアン>の人性論」(註3)でとりあげたような事情によって、この孟子の章句を座右の銘にしていたという。
では、安倍首相はこの言葉を血肉にできているのか否か。
たしかに、第一次安倍政権においては至誠を貫いて戦後体制と戦っていたかのように見える。短期間のあいだに国民投票法の制定、防衛庁の省への昇格、教育基本法の改正などの成果を上げたためである。
しかし、第一次政権の「失敗」から「学んだ」安倍首相は、現実に合わせて目標を引き下げた。
第二次政権が発足した直後は、リフレーション政策(註)によって、景気回復に実を挙げていた。
しかし、今や消費増税に伴う景気悪化などで、その経済的な成果すら揺らいでいる。
憲法改正を任期中にする気はないように見えるし、しかも、「自民党憲法案」は当用憲法の焼き直しであって、永遠の相のもとに一から構築された憲法とは程遠いのである。
もはやわれわれは、自民党による改良への期待を捨て去って、私たちの活動によって「戦後レジームからの脱却」を目指すほかないであろう。
(註)金融緩和を主軸とし、財政出動と規制撤廃を組み合わせることで、日本をバブル崩壊以来の不況から匡救する政策のこと。
令和2年3月31日 阿部悠樹




「創生日本が作られたときが一番の好機だったと思います。」
そうですね。 第二次安倍政権ができたとき、私はこのような趣旨のことを書いてみなさんにお見せしたと思います。 安倍首相には二つの道があった。 ひとつは現実と妥協して自民党で再び総理総裁になること、もうひとつは自民党と決別し「戦後レジームからの脱却」を本気で目指す勢力を作ること。 前者は小川榮太郎さんによって代表され、後者は倉山満さんによって代表されている。 前者は「広き門」(安易な道)であり、後者は「狭き門」(困難な道)である。 しかし、狭き門に入ることによってのみ、「戦後レジームからの脱却」が可能なのではないかと。 なお、倉山満さんは学識と熱意をお持ちですが、今や安倍首相が自分の思うとおりの道を採らなかったことに対する怨念にとらわれて、党派的な揶揄を行っていることが残念です。
阿部君
拝読しました。齋藤先生が安倍首相を塾に招くようにおっしゃった日が懐かしいですね。
つまるところ人材不足なのだと思います。
安倍首相のあとに安倍首相のような首相がいれば、上手くいった可能性があるように思います。あくまで可能性ですが…。
創生日本が作られたときが一番の好機だったと思います。倉山さんも一番政権の近い時期だったのではないでしょうか。
http://www.sosei-nippon.jp/
しかし、この希望の活動ですらすぐ止まったぐらい世の活動は困難を極めるので、
私達もめげずに頑張りましょう。