活動プラン1 戦後体制を解きほぐす
- Hiroyuki Ohe
- 2020年8月10日
- 読了時間: 3分
政治運動をするにあたっても、まず事実を知るところから始めるべきと考えます。
事実を知るというと当たり前のことと思うかもしれませんが、
私が弁護士をやっていて考えることは、事実というのは、皆さんが思うより遥かに共有されておらず、個々人各別に事実なるものが出来上がっているということです。
その意味では、まず戦後体制とはいかなるものであって、どのようにして出来上がったのかを知ることは、私たちの歩みを考えるうえで重要なことであると考えます。
近代史であれば、中村粲『大東亜戦争への道』や藤岡信勝ら新しい歴史を作る会が記した『新しい歴史教科書』など優れた著作がすでに存在しておりますので、改めて近代史を学ぶ活動をすることをメインに掲げるつもりはありません。
ただ、共に活動する以上は、戦後体制がいかにして生まれたのかという点を知らないといけないという気持ちを持っていただく必要があると思いますし、それぞれ得意不得意があるでしょうから、お互いに教え、教わり合っていく姿勢が大切であると思います。
私は、戦後体制を解きほぐすにあたっては、誰がその戦後体制を作りだしたのかという点に(正確に)着目することが重要であると考えています。
歴史を学べば、我が国が大東亜戦争に敗れ、米国ら連合国の占領下におかれたことによって、戦後体制が生まれたことは明らかなのですが、西尾幹二『GHQ焚書図書開封1』などを読めば明らかなことですが、焚書や公職追放を支えたのは、GHQに指示を受けた日本人です。
つまり、戦後体制においては、戦後体制を作りだした日本人と、戦後体制によって体制外へ放り出された日本人がいるということになります。さらに忘れてはいけないのは、どちらにも属さない大多数の国民です。
戦後体制によって、我が国は、国家としての自律性を失ってしまったと私は考えていますが、
国家としての自律性を回復するためにも、戦後体制を作りだした日本人と、戦後体制によって体制外へ放り出された日本人、そしてどちらにも属さない大多数の国民についてどう考えるがをはっきりさせる必要があります。
そして、なぜ日本国憲法はこれだけ改憲の必要性が叫ばれながら、今日まで改憲されずに来たのか。ともすれば解釈改憲ともいうべき、裏技を駆使するようになってしまったのはなぜなのかを検討していく必要があると思います。
そのためには、戦後史を踏まえ、55年体制と呼ばれる自由民主党の存在の歩みについて評価をすることが重要であると思います。
我が国政府は、日韓関係などにおいて(過去の過ちはさておき)未来志向であることが重要であると述べてきました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page22_000039.html
いつまでも過去の話を持ち出すなという意味では、未来志向という言葉は正しいと思いますが、
過去に何が起きたのかを知らなくていいという意味まで含んでしまうのであれば、未来志向という言葉は正しくないと思います。
私たち、未来志向という言葉を正しく使うためにも、まず戦後体制を解きほぐすことが重要であると考え、活動の一つの軸に掲げたいと思います。




「戦後体制を解きほぐす」知的作業は、私たちだけでやるよりも、伊藤隆、西尾幹二、中西輝政らの学者の力をお借りできると心強いと存じます。 (あるいは、倉山さんや江崎さん)
もっとも、私たちが彼らに響く言葉を語るため、彼らが言わんとしていることを理解するためには、読書によって前提知識を持っておくに越したことはありません。
大江さん
私たちは過去を忘却=赦免(アムネースティア)するのではなく、過去を知ることで未来志向になるべきです。 そのためには、戦後体制によって濾過および歪曲された私たちの歴史を想起(アナムネーシス)して、「戦後体制を解きほぐす」ことが必要です。 『大東亜戦争への道』『GHQ焚書図書開封』などを読み解くことは、その作業の端緒となります。 それを踏まえて、田中大君の「「生活者」としての思想」にもコメントをさせていただきましたので、よろしければご覧ください。 令和2年8月11日 阿部